2010年08月30日

ミツバチの病気について

最近の話題といえば「ミツバチが消えたのか?」

ということ。


結論からすると、マスコミが煽るよりかは減っていない。ということですね。


米国でいわゆる蜂群崩壊性症候群(CCD)がはやり、突然ミツバチが消えたとのニュースがマスコミを騒がし、そのあとにオーストラリアでノゼマ病が発生し、女王蜂の輸入ができなくなった。

そう、マスコミがいっているのは日本のことではなく、世界規模で見たときにミツバチに病気が発生している。ということ。

じゃあ、なぜミツバチの輸入ができないと日本で大変なことになるかというと、春先の園芸施設で、授粉にミツバチを利用するには、あらかじめ働きバチを増やしておく必要があり、その核となる女王蜂は日本とは季節が反対のオーストラリアや暖かいハワイから女王バチを輸入し、国内で働きバチを増やす。そうやって増やした働き蜂を受粉に使うというのが今までのサイクル。

でも、女王蜂を輸入できないとそのサイクルが崩壊してしまう。

ミツバチの輸入は、伝染病防疫の観点から、法律で輸入が規制されている。
具体的にあげると、輸入国はオーストラリア、イタリア、ロシア、ニュージーランド、スロベニア、米国・ハワイ州、チリの6カ国と1つの州から輸入できることになっているけども、ほとんどがオーストラリア産。

生産国で伝染病が発生すると輸入が禁止されるので、今回みたいにオーストラリアで伝染病が発生すると、受粉用の蜂が足りなくなり日本の農業に深刻な影響がでる。

農家はマスコミへの影響力も強いので、ミツバチが足りない!というニュースが繰り返し流された。

でも、ひとつ言いたい!!ほとんどの農家は蜂を使い捨てにする。

一番忙しい農繁期に蜂にかまってられない。ってのもあるし、イチゴなどの蜜と花粉が少ない植物に代替花粉と、砂糖水をあげるだけで消耗させきるなど、飼育方法に問題がある。
足りない足りないと言いながら、今までは道具のように使い捨てにしてきた過去がある。
今後は、今回のこともあったので蜂を大切にする農家も増えるんじゃなかろうか。。。

つまり、はちみつを採取する蜂を飼う養蜂家からすれば、農家へ売る蜂は死に行く運命で、純粋に蜂蜜を採っているだけの人からすれば、ここ2〜3年に急激に蜂が死んだか?といわれれば、そんなことはないんじゃない?ってことになる。


ということで今回の結論は、蜂はそんなに急激には減っていない。ということ。。


でもこれで話は終わりません!!


次回は、輸入問題以外に日本ミツバチ業界で激論となっているネオニコチノイド系農薬について触れたい。

先に関連本を紹介。

ネオニコチノイド系農薬を話す時に避けては通れない問題提起本
船瀬 俊介著
「悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」―ミツバチが消えた「沈黙の夏」


ネオニコチノイド系農薬がミツバチに与える危険性を説いた最初の書。
それだけに反論、肯定も多く、ミツバチを飼育する人は一度は読んでもらいたいけども、すべて信じてはいけない。という書。



問題を広く抑えている本としてはこちらがお勧めかもしれない。
越中 矢住子著
ミツバチはホントに消えたか?




次回は、熊本で起きている蜂子だしも含めて触れてみたいと思います。
結論は出てないんですけども。
上の本は諸説ありますけども、読んでおいて損はないと思います!
posted by タツ at 01:40| Comment(0) | 養蜂あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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