2010年09月09日

いよいよ来週はオフ会。

いよいよ来週はオフ会です。
非常に楽しみですね〜!!
福岡や鹿児島など、各地域でニホンミツバチを飼っている人たちが熊本に集まります。
現在30人程度の規模で集まっており、予想以上の盛況で、皆さんと交流するにはちょうどよい人数かな〜っと勝手に思っております^^

当日は皆さんが心地よく過ごせるよう頑張りたいと思います。
今週末は天気が崩れるようで、直前の準備が間に合うのかやや心配ですね。
当日はどうなることやら〜。

オフ会の参加のご連絡、まだの方はお早めに!

オフ会の詳細についてはこちら!

DSC02528.JPG
posted by タツ at 00:00| Comment(2) | オフ会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月04日

蜂子だしについて

ミツバチの病気について、先日 CCDについて触れましたが、このことについては畜産草地研究所のミツバチ不足に関する調査研究報告書に速報が詳しくまとめられています。http://nilgs.naro.affrc.go.jp/result/honeybee/hokoku.pdf
2009年5月13日に研究者を募り、その緊急速報としてでた報告書です。今後さらに掘り下げたデータが出る予定です。
上の報告書の中で特に興味深いのは農薬(クロチアニジン)の影響についてです。
先に紹介した本
船瀬 俊介著
「悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」―ミツバチが消えた「沈黙の夏」

ではさかんにネオニコチノイド系農薬について危険性が問われました。
しかし、今回の報告書によると致死量の農薬曝露がなければ成虫のミツバチは影響は少なく、帰巣本能へも影響が認められないとのことです。

非常におもしろい結果だと思う。

ただし、今回の実験では花粉や蜜に残留する農薬について長期間の影響は実験されておらず、今後の畜産草地研究所、名古屋大学の研究結果を待ちたいと思う。

さて、今の話は成虫の話で、幼虫のことについては未だ研究結果が出ていません。
この幼虫について、現在九州を中心に大変な被害が出ています。

いわゆる蜂子だしです。

この病気にかかると親蜂が蜂の子を引っ張りだし、捨ててしまう。
そうなった群れはじょじょに弱体化し、働き蜂が少なくなっていき、スムシ餌食となり最後には強力な勢力を誇った群れまでが消滅してしまいます。

原因は諸説あり、ミツバチの巣に寄生するスムシに幼虫を囓られたこと、女王蜂の障害、気候の変動、ストレス、農薬説など様々。
私の住む熊本でも7、8年前からハチ子を連れ出す症状が出始め今年も九州各地で被害が発生しているようです。

では、この病気の原因は何か?

ミツバチたちは昔から日本で生活してきました。
何万年ものあいだ、健全に暮らしてきたミツバチのシステムに問題が生じ
はじめたのは人間が原因になっていることは間違いないでしょう。

ひとつ、この病気で不思議な特徴があります。
それは、ハチ子出しが九州以南に集中し、本州、東北ではあまりみられないこと。
私は核心的な記事を2009年8月号の現代農業で見つけました。

JA福岡市の斑点米カメムシ防除についての記事。
九州・四国中国地方などの暖地ではかつては“鹿児島や宮崎にしか”いな
かったミナミアオカメムシがここ数年広い範囲で猛威をふるっている。
このカメムシもまた一筋縄ではいかない性格の持ち主。
〜中略〜
ミナミアオカメムシはMr.ジョーカーやトレボンなどの合成ピレスロイド剤にめっぽう強い。だから一昨年それまで出穂期の防除に合ピレ剤を使う農家が多かった福岡では「防除が効かない」と大騒ぎになり大発生する原因になった。
効果的に防除するには“ネオニコチノイド系”や有機リン系の殺虫剤を使う必要がある。
寒い月の平均気温が5度以下になる地域では越冬できないという弱みもある。

引用終わり

との記載がありました。
さらにウェブの記事で
2003年4月22日  温暖化で害虫北上! ミナミアオカメムシ、県内で多数確認 /福岡

 本来は沖縄、鹿児島県など九州南部に生息する害虫のミナミアオカメムシが北上し、福岡県内でも多数いることが確認された。九州北部では越冬出来ないとされていたが、地球温暖化の影響で生存しているとみられ、福岡では作物への被害に警戒を強めている。
 ミナミアオカメムシは体長12〜16ミリ。生息地は沖縄、九州南部とされ、福岡県では昨年まで見られなかった。主に米や大豆に寄生し、直径1〜2ミリの黒い斑点を付ける。
 県病害虫防除所によると昨年4月、県南部の黒木町、筑後市で相次いでこの斑点が見つかった。6月には久留米市の農園で成虫が見つかり、7月には筑紫野市で確認。9、10月には福岡市早良区の水田で成虫、幼虫が見つかった。
 同虫の被害が多い宮崎県では、海岸線沿いに水田で多くの斑点米が出ている。このため福岡県でも今後の発生を警戒し、12日には農協担当者らに他の害虫とともにカメムシの北上について説明し、注意を呼び掛けた。

という記事である。


注目したいのはミナミアオカメムシは“鹿児島や宮崎”を中心に生息し、
じょじょに生息域が北限している。ということ。
※ 現在のミナミアオの分布域は1960年代には沖縄、鹿児島、宮崎、熊本、長崎、高知、徳島、和歌山と伊豆諸島だけだったが、2001年以降には新たに大分、佐賀、福岡、愛媛、香川、山口、広島、岡山、島根、大阪、三重、愛知、静岡と一気に広がっている。

以前はトレボンなどの合ピ剤を使っていた農家が、カメムシ対策としてネオニコチノイド系農薬に切り替えているということ。

ハチ子出しの発生状況を整理すると、九州南部から端を発し、北上してい る現状に辻褄があいます。

有機リン系の農薬は、過去に薬害問題などもあり、、最近では合ピ系やネオニコチノイド系農薬に切り替わっています。
ネオニコチノイド系の農薬は1991年から市場に投入され、国内では、今までに7剤が登録されているそうです。
主な使用目的としては、前述の稲につくカメムシ予防のため、他にも果樹につくダニ類などにも使用されています。
ネオニコチノイド系農薬の中にも数種類存在し、ミツバチに対する毒性が一番強いのが、イミダクロプリドであり、次いでクロチアニジンです。
なぜミツバチに対して毒性の違いがあるのかははっきりとは分かっていませんが、水銀などの残留性のある化学物質と違い、農薬は代謝などにより毒性が弱まる性質があるため。と考えられています。

さらにネオニコチノイド系農薬には水溶性という特徴があります。
水溶性とは読んで字のごとく水に溶ける性質です。
恐ろしいことに水溶性の農薬は、植物の体内に深く浸透し、葉、茎はもちろんのこと花粉、蜜にまでとけ込んでしまいます。
さきの実験では成虫への曝露を行っていましたが、植物へ浸透した薬剤が花粉へ混じり、蜜にまで溶けこむことで幼虫へ影響していることも考えられます。

特に、蜂蜜を作るときに、ミツバチ達は集めてきた蜜を蒸発させて濃縮し、糖度を上げます。
この時に農薬の濃度も上がってしまうのではないでしょうか?

蜂子だしの原因は、
農薬汚染の量としてはごくごく微量であっても女王蜂に何らかの影響をあたえ、産まれた子供達が生殖障害を起こす。
もしくは、生まれてきた子供達に与える食事(花粉と蜜の練り団子)が極微量の汚染を受けており、卵からふ化してさなぎになる前に、蓄積した農薬のために死んでしまい働き蜂に外に捨てられる。というのがこの病気の真相ではないかと考えます。

ただし、現時点では立証するものはなく、スムシによる被害、バロア病、サックブルード病ではないかという説もあります。



PS
現在の最新の政府の動向や、現状、結果についてはこちらの本が非常にうまくまとめています。
偏りのない良書だと思います。CCDと日本の養蜂の現状が分かります。(2010.6.25初版)
越中 矢住子著
ミツバチはホントに消えたか?

posted by タツ at 02:59| Comment(2) | 養蜂あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。